夜勤をする介護職員の夜勤明けと休日の過ごし方

利用者が入所する介護施設では、当然ながら夜勤のシフトも発生します。
夜勤は生活が不規則になりやすく、年齢を重ねるにつれて夜勤が辛くなるという声も少なくありません。
そんな夜勤の仕事を行う介護職員は、夜勤明けとその翌日の休日の過ごし方を工夫することで、夜勤を続けやすくなります。
夜勤は一般的に朝の9時頃に退勤できることが多いです。
夜中によほど利用者の体調が悪くなったり大きなトラブルがない限り、翌朝出勤する日勤の介護職員に引き継ぎをしたら帰れることがほとんどでしょう。
夜勤時の疲れと眠気から、帰宅後すぐにでも眠りたくなることがあります。
そこで注意したいのが、夜勤明けの日中にしっかり眠りすぎないことです。

午前中から眠って夜間に目が覚めると、完全に昼夜逆転の生活になります。
朝日を浴びて日中に活動することで作られるセトロニンは、夜間に眠りを促すメラトニンという物質を作り出す役割を持ちます。
昼夜逆転の生活はこれらの物質の働きを阻害することになり、睡眠障害に陥りやすくなるでしょう。
夜勤明けに日中に眠る際は夜まで本格的に眠るのではなく、数時間の仮眠に留めることがポイントです。
あくまで夜にしっかり眠れるように、睡眠を調整するのです。
そして、夜勤明けの翌日の公休日もそのリズムを意識して過ごすようにすると、完全に昼夜逆転生活に陥ることを防げます。
夜勤明けの翌日にも休日が取れるのは、3交替より2交替だといわれます。
2交替の方が勤務時間が長いためです。
長く働くには、休日もしっかり取りやすい2交替を選ぶのもいいかもしれません。